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結果を出す不動産仲介営業の7つの特徴 - vol.3 -

売主へのインタビューで良かった営業担当の条件としてよく出ていた言葉が「スピード感ある対応」「価値ある情報の提供」「的確な回答や対応への信頼」でした。

また、「査定価格以外で判断する材料がなくて困った」「もっと決め手を示してほしかった」といった声も少なくありませんでした。

売主が営業担当者に求めるのは、単なる高値の提示ではなく、「自分の事情を深く理解したうえでの提案」や「この会社なら安心して任せられるという根拠」。こうした信頼を築けるかどうかが、媒介契約を獲得できるかどうかの分かれ道になります。

本シリーズでは、売主の本音と向き合い、提案力で媒介を獲得してきた営業の“共通点”を紐解いていきます。


本記事はシリーズとして連載する第3回目です。

1回目はこちら

2回目はこちら

特徴2:売主の要望を的確に把握できる

 〜接戦のヒアリングで気をつけるべき3つのポイント〜

 

1.はじめに警戒心を解くことからはじめる
・先に自分のことを少し話して親近感を持ってもらう→相手の話を傾聴する
  ・話す:聞くの割合は3:7を目安にする(話すぎず、聞きすぎず)
  ・共感から好感に繋げ、心を開いてもらう
  ・雑談からパーソナルな話を聞き出し、秘密の共有によって一気に人間関係を深める
・アイスブレイクをする(相手自身・家族について伺う)
  ・会話の中で、「〇〇様は」と相手の名前を呼びかける
・自社との過去の接点、自社を見つけた経緯を尋ねる
・相手の価値観・思考タイプに合わせて、話しやすい雰囲気を作る(商談の進め方や資料も変える)



2.核心質問と特定質問を織りまぜ、売却の背景や影響範囲、緊急性・重要性、本音を引き出す(徐々に核心に迫る)
・一括査定からの情報を元に事前に周辺情報などを調査し、核心質問に繋げる
・抽象的な回答の場合は「具体的に」「なぜ」で、相手の意図を確認しながら深掘りする
・核心質問:「もし仮に〜がクリアしたら」と前提を変えたり、要所を捉える
・特定質問:「特に〜」と時間・人・状況の条件をつけたり「例えば〜」で選択肢を示す
  ・遠方の不動産を兄妹で相続した、妹のAさんの場合:特にお兄さんが心配していることは、何がありますか?
  ・子供が大きくなり部屋数が多い家に引っ越したいBさんの場合:お子様の受験時期を除くと、他に懸念点はありますか?
  ・子供が巣立ち、部屋数はそこまで要らなくなったCさんの場合:例えば「賃貸も検討」「引越し後に売りたい」等のご希望はありますか?


3.決定打を提供し、背中を押す
・検討に時間が必要かを尋ねる
  ・基本的に迷っているポイントは「どの会社に依頼すべきか?」「今やるべきか」の2つ
・他社の状況を確認する
  ・他社の提案内容を聞き出す(特定質問を活用する)
  ・暫定の順位を確認する
  ・失注しそうでも「100%決定か?」と食い下がり、再提案する(徹底的に粘る)
・効果やメリットを一方的に伝えるだけでなく、丁寧にヒアリングした上で提案に繋げる
  ・問題質問:「実現したいのにできていない」こと・理由を掘り下げる
  ・気付かせ質問:「もしその問題が解決されないまま残るとどうなるか?」と問いかけて、「問題が重要だ」「解決したい」と売主に発してもらう(認識・意識を促す)
  ・解決質問:「問題に対して、もし自社サービスが解決できたら嬉しいですか?」と投げかけ、売主の意思を尊重し、期待感を高めた上で、「自社がお役に立てることを提案させてください」と続ける
・保留の場合は、「無理に売り込まない」と伝える
  ・今の状況、個別課題の関係性と緊急度を一緒に整理する
  ・整理した課題の中で、自社がお役に立てる道を作る
  ・まず直近できることで貢献する

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