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査定書作成システムを使うと何がいいの?【鑑定士仲介マン横山が答える・不動産査定一問一答 No.7】

不動産会社勤務経験はあり宅建士の資格は持っているものの、オフィス・テナント管理の経験しかなく仲介実務経験は0のコラビットのマーケターS、不動産業界は初めてのマーケターKが、査定業務の肝やAI査定プロの特徴を完全理解するために企画したこのコーナー。

AI査定プロの開発者の横山は、鑑定士資格を持った元仲介営業マン。彼に素人目線の質問をぶつけることで査定業務の理論やAI査定プロの強みを明らかにします。

K:さて、今回はとんでもない質問を考えてきました。

横山:いつものことですから多少のことでは驚きませんよ。どんな質問ですか?

K:そのですね、あのですね。。査定書作成システムを使うとどんな良いことがあるんですか?

横山:なるほど、そう来ましたか。査定書作成システムAI査定プロのマーケティングをしているKさんから、まさかそんな質問が出てくるとは。

K:もちろんAI査定プロは素晴らしいプロダクトだと思っていますが、先日見込み顧客から「そもそも現状エクセルやワードで事足りてるから、わざわざ査定書作成システムを使う必要性を感じていない」と言われて、なんて答えれば良かったかな〜と悩んでいるんです。

横山:なるほど、システム自体のそもそもの必要性をどう考えたらいいかってことですね。

大きく分けて3つの良いことがあります。

K:ありがとうございます。1つ目はなんでしょうか?

 

「査定書作成という事務作業」にかける時間を削減してお客様に時間が使えるようになる

 

横山:査定にかける時間を削減することができます。査定書作成システムを使わないと慣れた担当者でも1つの査定書としてエクセル、ワードで資料にまとめるまでを計算しても3〜4時間かかります。これをものの数分、数十分でできる点はとても良いことだと思います。

K:なるほど。削減できた時間はどんなことに充てるんですかね?

横山:もちろんお客様と対面する時間です。営業マンはお客様に時間を使うのが最も良い時間の使い方なので、事務作業にあたる査定書作成の時間が削減できるのはかなり大きなメリットだと思います。

K:なるほど(メモメモ)ありがとうございます。2つ目の良いことはなんですか?

 

新人でも一定水準の査定書作成が可能で、役職者がクロージングなどの仕事ができる

 

横山:査定スキルの均質化ですね。査定ってある程度の経験が必要なんです。事例を選ぶコツとかがあって、引っ張ってくる事例によってとんちんかんな査定になってしまって使い物にならないことはよくあります。

K:コツっていうと例えばどんな点に気をつけるんですか?

横山:例えば、空室の査定をするのにオーナーチェンジの賃貸中の事例を引っ張ってきちゃうとか市街化区域の査定なのに市街化調整区域の事例を持ってきちゃうとか。こんなのは序の口で案件案件によって注意すべき点も異なりますから、すべてもまとめて教えることは難しいです。

K:確かにコツみたいな抽象的なものは、現場勘みたいなのがないとなかなか教えたりするの難しいですよね。

横山:そうなんです、そうなると結果的に査定業務は店長や上級社員しかできない業務になります。ただ困るのが役職者やベテランはクロージングや難しい交渉時にも必要な人材です。その人たちが事務作業である査定書作成に取られてしまうわけですね。

しかし、査定書作成システムを使うことで誰がやってもある一定水準の査定書を作成することができます。

そうすることでサンドイッチマンやチラシを配っているだけの新人に査定書作成を任せて、その分店長たちはお金を産む仕事ができるようになります。

K:なるほど、確かに出来る人に仕事が集まって結果的にお金にならない仕事に追われてしまうというジレンマってありますよね、それが解決できるわけだ!

それでは3つ目のメリットはなんですか?

 

手作り感満載査定書ではスタートラインにすら立てない

 

横山:圧倒的にキレイな点です。エクセル、ワード、パワポと比べてって話です。

K:キレイってそんなに重要ですか?確かに人によっては資料がオシャレだからその会社にしようと思う売り主さんもいるかもしれないけど、内容の方が重要なんでは。

横山:キレイというのはオシャレだとかそういう意味ではなく、手作り感満載の査定書ではスタートラインにすら立てないという現実があるんです。

今は一括査定全盛期で査定依頼をした売り主さんの元には7〜8社の査定が届く時代です。昔のように査定依頼が来て確実に会える時代ではありません。バッと提出された査定書だけで比較されます。

しっかりお金をかけて作られている感じの査定書が並ぶ中、手作り感満載の査定書だとそもそも選ばれません。内容云々より「この会社大丈夫かな?」と不安が募ってしまいます。訪問査定や媒介獲得に繋がるスタートラインにすら立てないのです。

K:なるほど、、かなり厳しい時代になっているんですね。

ありがとうございました、これで3つ全部聞きだすことができました。これ以外にまだありますか?

 

横山:そうですね、細かいところで言えば、査定書を作ることまでしなくてもサクッと査定が出来るなんてのもメリットかと思います。

K:どういうことですか?

横山:例えば買い取りをやるような会社さんですと買取査定を業者さんから依頼されることがよくあります。一旦即回答しておかないとその情報網がなくなるので、即回答するのがめちゃくちゃ重要なんですが、おいそれと変な査定額を伝えるわけにもいきません。それに即日回答ができるようになります。あとは自社で買取する場合などにも参考値にできますよね。

K:なるほど〜、使い方色々で便利なんですね。ひとまず今日教えてもらった3つのメリットで、次回から回答するようにします。ありがとうございました!