まずは業界全体の勢力図を見ていきましょう。いろいろな査定書ツールがありますが、シェアが高く代表的な下記の10個のツールを紹介したいと思います。それぞれのツールのコンセプトにより3つのグループに分けられます。
このグループの手軽さはNo.1です。査定価格の情報をシンプルに表示して、素早い対応を可能にします。忙しい仲介業務をこなす不動産マンにフィットするシステムといえます。
メリットはたくさんあり、パーフェクトに感じるのですが、物件の特徴ごとの補正機能が少し弱く、査定の根拠の説明をしなければいけないケースがあると少しデメリットを感じる部分が出てくるかもしれません。
概要入力をするだけで物件をAIが計算。AI査定価格が算出される。
かつては手で行っていた事例収集やマップ作成などが自動で行えることから査定書作成の時間を大幅に圧縮できる。
「査定書はスピードが命!」「1秒でも早く査定書を出したい」
「取り扱いはマンションがほとんど」こういった会社様に、カンタンAI査定グループの査定書作成システムはぴったりといえます。
このグループは地域の施設情報や統計情報・周辺環境情報の大量の収録が特徴です。査定は必要最低限、周辺施設情報にフォーカスしたシステムといえます。
メリットはたくさんあり、操作は非常にシンプルなので、驚くほどの大量な資料をあっという間に出力することが可能です。資料はURLでも共有可能なため、印刷やデータ容量の問題もクリアしています。
物件レポートとして非常に完成度の高い書類ができるのですが、売買仲介を預かる上での「周辺物件の事例のデータからの査定の根拠の説明」のしにくさがあり、場合によっては少しデメリットを感じる部分が出てくるかもしれません。
概要入力をするだけでAI査定価格が算出される。査定の情報はそこそこに、周辺情報の膨大な資料を出力することで数十枚のレポートを瞬間的に作成することができる。
資料は「情報量」が命。一瞬で大量レポートを出力して「リッチ感」を演出したい。
こういった会社様に、周辺情報重視グループの査定書作成システムはぴったりといえます。
このグループは鑑定理論でのロジックに基づき、価格の裏付け、根拠をしっかり収録したシステムといえます。
不動産鑑定理論の「取引事例比較法」に基づき、周辺の取引事例や物件ごとの特徴の補正などを考慮した価格が出るシステムです。
メリットは価格ロジック・根拠の説明ができることです。一括査定がきっかけでの反響で複数の査定合戦になった時に、説得力が高く顧客の納得度が高い査定を作れて売主の信頼をつかみやすくなります。
商談スキルが高い人材や、簡易な査定書でも価格のロジックを経験から説明できる高スキル人材には、比較的査定作成に時間がかかるシステムであるので、少しデメリットを感じる部分が出てくるかもしれません。
不動産鑑定理論に即した正統派の不動産査定書作成システム。
取引事例比較法を正統に用い、細かい補正率も考慮に入れた価格査定を行い、顧客への説明ロジックも万全です。
「成約事例を使って正統な方法で査定したい」「顧客の納得度を上げ、成約につなげるため、価格査定の根拠をきちんと説明できる査定書を作成したい」「真面目に査定をして、正直に誠実に業務を行いたい」
こういった会社様に、正統派の査定グループの査定書作成システムはぴったりといえます。
この記事で挙げました10つの査定書作成システムの1つ1つの解説をしている資料を作っております。より詳細に比較検討がしたい皆様はこちらをダウンロードしていただければ、と思います。
この記事では、現在使われている不動産査定書作成システムの特徴を3つのグループに分けて解説してきました。ひと口に不動産査定書システムの導入と言いましても、
など、目的は会社様によってそれぞれです。
弊社のAI査定プロは、以上の3つのグループのいいとこ取りをした査定書作成システムです。
3つのグループのメリット部分を引き出し、3つのグループのデメリットをできるだけ減らしたシステムになっております。
どちらにもフィットするシステムになっております。
弊社営業の解説を交えながら30分で試しに使って使っていただく「オンラインデモ会」は平日随時実施中ですので、ぜひお申し込みください。
また、早速試しに使用してみたい方はお申し込みいただければ、「お試し期間30日間無料」となっております。ぜひお申し込みいただき、使い心地を実感してみてください。